パラブーツの定番 シャンボードを買ってみた

こんばんは、KKです。

最近人気のパラブーツの中でも定番といえるシャンボードを買ってみました。

パラブーツのシャンボード

今回はデザインの特徴や手持ちの靴との比較を紹介していきたいと思います。

パラブーツとは?

パラブーツはフランス生産のシューズブランドで、創業からは一世紀近い歴史があります。

自社開発・製造したラバーソールを採用する唯一シューズブランドとしても知られています。

ぽってりとした丸みのあるフォルムや厚めのラバーソールを使用したデザインが特徴で、日本では主にカジュアル用の革靴として有名です。

今回のUチップのシャンボード以外に、モカシンのミカエルダブルモンクのウィリアムも人気でよくセレクトショップやデパートで定番品として置かれています。

シャンボードを選んだ理由

パラブーツといえばシャンボードと言われるくらいの定番で、革靴ながらも他のドレスシューズとは異なるオリジナリティあふれるシルエットが決め手です。

Uチップでは同じくフランスブランドのJ.M. Weston ゴルフも人気ですが、価格が10万円オーバーのためシャンボードの方がお手軽価格だったこともあります(それでも高いですが)。

定番品と呼ばれるのは、長く愛用できるだけの品質を持ち、かつ流行り廃りに左右されないシンプルデザインであることの証拠です。

きちんとお手入れすれば10年近く履ける革靴こそ、定番のものを選ぶべきだとぼくは考えています。

 

シャンボードの革はマットな質感で、他のドレス用革靴のように磨いても黒光りする革ではありません。

ワーキングブーツに使われている革に近く、カジュアル用にガシガシ履けそうな雰囲気を漂わせています。

 

スムースレザーのシャンボードは黒とダークブラウン(カフェ)、茶色(マロン)がラインアップされています。

カフェもいい色で迷ったのですが、カジュアル用として既に持っているチャッカブーツもローファーもダークブラウンと茶色だらけなので、カラーバリエーションを重視して黒にしました。

サラリーマン生活に必要な靴のワードローブを考える

2018.05.08

カジュアル用に茶色の革靴が欲しい場合は、より濃い目のカフェが使いやすそうです。

 

あわよくばジャケパンにも合わせられるかも・・・などと思っていましたが、実際に履いてみると残念ながら厳しそうなことがわかりました。

これについては後述します。

シャンボードのデザイン

形としては外羽根のUチップです。

U部分はつまみモカと言われ、U字状に盛り上がったデザインが印象的です。

サイドにつく緑色のParabootタグもいいアクセントになっています。

パラブーツのシャンボード

丸みを帯びたボリューム感のあるつま先も特長的なデザインになっています。

ただつま先のシェイプが丸すぎるというわけではなく、つま先部分の高さ方向に出っ張っているデザインです。

パラブーツのシャンボード全体

手前のチャートシーはつま先に向かってなだらかに傾斜しているのに対して、シャンボードはU部分の先からストンと落ちているのかわかります。

チャートシーの方が一般的なつま先形状ですね。

シャンボードとチャートシーのつま先比較

 

登山靴にも用いられる高耐久のノルヴェイジャン製法でソールが固定されています。

これはグッドイヤーウェルト製法と同じくソール交換が可能です。

パラブーツのラバーソールはいかにも強力にグリップしそうなつくりになっています。

カジュアル用なので、気軽に履けてケアもいらないラバーソールが標準になっているのはうれしいポイントです。

シャンボードのラバーソール

まだ履き込んでいないせいかもしれませんが、シャンボードのラバーソールの第一印象は「厚くて固い!」。

ここらへんは優れた耐久性と引き換えかなと思います。

そこでダイナイトソールのチャートシーと比較してみました。

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2018.05.08

 

ヒールはシャンボードの方が2~3 mm高くなっています。

シャンボードとチャートシーのヒール比較

同様に前足部もチャートシーと比較してみます。

こちらもシャンボードの方が2~3 mm高くなっています。

シャンボードとチャートシーのラバーソール比較

ダイナイトソールではドット形状の突起が埋め込まれるようにデザインされているのに対し、シャンボードはザラザラしたブロックがソール上にそのまま配置されているため厚みの差につながっています。

この厚みのあるラバーソールもシャンボードのボリューム感に一役買っていると思います。

ジャケパンに合わせると?

サイドからの写真では、ノルヴェイジャン製法の特徴である横方向の白い縫い糸がよく見えます。

この縫い目もデザインのアクセントではあるのですが、ジャケパンに合わせた時には悪目立ちしてしまう印象がぬぐえません。

コーディネイトとしてNGではないと思いますが、ぼく個人はカジュアル専用にしようと思っています。

ジャケパンに使う場合には、シャンボードのボリューム感に負けないようプリーツ入りのゆったりシルエットのスラックスで、裾もダブルが合いそうです。

 

しかもこのブログを書きながら公式サイトを見ていたらショックなことに気付いてしまいました・・・。

シャンボードはグッドイヤーウェルト製法のタイプもあるんですね・・・。

ジャケパンに合わせると悪目立ちしてしまう、ソールの白い糸もサイドの緑ロゴもありません。

カジュアル用とクールビズ等のジャケパン用としての併用を考えている方には、グッドイヤーウェルト製法版の方が明らかに使い勝手はよさそうです。

ぼくもこっちにすればよかったかも・・・

 

シャンボードのサイズ感は?

パラブーツはよく「幅広でヒールカップも大きめ」と言われています。

試着してみると確かに少し幅広な感じがしたので、サイズは8.5にしました。

ちなみにぼくはクロケット&ジョーンズのチャッカブーツ・チャートシーでサイズ9、同じくクロケットのローファーは紐なしなので小さめを選んで8.5です。

パラブーツは普段よりハーフサイズダウンを選ぶとちょうどよさそうです。

 

ヒールカップは言われているほど幅広とは感じませんでしたが、深さ方向はかなり深めのつくりになっています。

写真は同じシューツリーを左・クロケットのボストン、右・シャンボードに入れたところです。

パラブーツのシャンボードとクロケットのボストンのヒールカップ比較

シューツリーヒール部の出っ張りが全く違うのがわかります。

まだ履きこんでいないこともあってか、裸足風にフットカバーでシャンボードを履くとアキレス腱あたりに当たってしまうこともあります・・・。

履きなれてきたら改善されてくるはず・・・です。

 

カジュアル用なので休日だけしか出番がありませんが、少しずつ履いてシューケアもしながらなじませていきたいと思っています。

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