Amazonの格安シューツリーのフィッティングを試してみた

こんばんは、KKです。

新しく購入した革靴用として、Amazonで二千円台(!)で販売されている格安シューツリーを購入してみました。

Amazonの格安シューツリー

今回は手持ちの革靴に入れてみて、果たしてきちんと使えるのか?実際にフィッティングを確かめてみたいと思います。

購入したシューツリー

純正品や靴屋で売られているものは一万円オーバーも珍しくない木製のシューツリーですが、Amazonでは最安二千円ちょっとで購入できます。

持っている靴数分のシューツリーを揃えることを考えるとお財布に優しいのはとてもありがたいですが、

きちんと実用に耐えうる製品なのかを実物で確かめてみたいと思います。

 

Amazonでどれにしようか見ていると、日本人が書いたとは思えない怪しすぎる日本語での商品説明もちらほら・・・。

レビューも五つ星が数百件とサクラ感ぷんぷんです・・・。

 

その中から今回はPrime対応、レッドシダー素材、ツインパイプ、つま先もスプリング付きを条件として、この二つを購入してみました。

RooLeeのサイズは「26.5cm~28.5cm対応」で、色はピンクゴールドを選んでみました。

400円OFFクーポンが使えたので、約2300円です。

Love-KANKEIの方は「27-29cm対応」サイズで、色はゴールドです。

こちらも300円OFFクーポンが使えて、約2500円でした。

 

シューツリー同士を比較してみる

格安品同士も比較してみようと思って二つ購入したのですが、届いてAmazonのダンボールを開けると・・・あれ・・・?

外箱はロゴが異なるだけで、あとは完全に同じ黒い箱に見えます。

Amazon格安シューツリーの外箱

 

RooLeeのシューツリー

まずは手前のRooLeeから開けてみます。

プチプチに入ったシューツリーと、おまけでブラシがついてきました。

RooLeeのシューツリー

レッドシダーのいい香りで、消臭効果もきちんと期待できそうです。

パッと見で気になるような悪い点はありません。

パイプ部分のスプリングが若干渋い動きですが、値段を考えると十分な品質だと思います。

RooLeeシューツリー

 

Love-KANKEIのシューツリー

続けてLove-KANKEIのシューツリーを開けてみます。

シューツリー自体は同じ梱包で、こちらにはおまけでポリッシュグローブがついてきました。

Love-KANKEIのシューツリー

こちらもレッドシダーのいい香りがしますし、RooLeeと同等のクオリティです。

Love-KANKEIのシューツリー

 

今回購入した格安シューツリーを並べてみました。

手前がLove-KANKEI、奥がRooLeeのものです。

RooLeeとLove-KANKEIのシューツリー比較

ロゴ以外は完全に同じ製品ですね。

Amazonの商品説明では微妙に対応サイズが異なりますが、付属の説明書に記載されていたサイズは両方とも完全に一緒でした。

ヒールの持ち手などの金具やビス穴の位置まで全く同じです。

同じ製造元から仕入れているのでしょうか・・・?

 

どちらも木製シューツリーとしては破格の値段で、つくりや品質もまずまずなのは間違いないありません。

欲を言えば差別化するための余計なおまけはつけずに、その分さらに値段を安くしてほしいところです。

 

革靴へのフィッティングはどうか

二つとも完全に同サイズなので、フィッティングはRooLeeの方で確かめてみたいと思います。

Love-KANKEIを入れた場合も同じフィッティングになります。

 

チャーチのキングスレイ2

まずは先日購入したばかりのチャーチのタッセルローファーに入れてみました。

靴のサイズは8.5です。

RooLeeのシューツリー

基本的にはちょうどよいフィッティング感で、甲部分の高さもぴったり合っています。

強いて言えばかかとの横部分に若干スキマがある感じでしょうか。

この組み合わせのフィッティングは全く問題ありません。

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クロケット&ジョーンズのボストン

次はクロケット&ジョーンズのローファー、こちらもサイズは8.5です。

RooLeeのシューツリー

甲部分は浮いていますが、前足部の革はしっかり伸びているのでフィッティングは問題ありません。

こちらはかかともしっかり合っています。

 

ジャランスリワヤのストレートチップ

ジャランスリワヤのユナイテッドアローズ別注ストレートチップに入れてみました。

純正のシューツリー付きなので、比較のため左足は純正品、右足にRooLeeのシューツリーを入れています。

RooLeeのシューツリー

前足部の革もしっかり伸びていますし、全体的には悪くありませんが、やはり純正品と比べてしまうと甲やかかとのフィッティングがいまいちです。

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スコッチグレインのシャインオアレイン

次は雨用として使っているスコッチグレインに入れてみます。

靴のサイズは26.5cmです。

RooLeeのシューツリー

前足部からかかとまでいずれもしっかりとはまっています。

シャインオアレインには文句なしに使えます。

スコッチグレインの付属品はプラスチック製の簡易シューツリーなので、木製を買っておきたいところですね。

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オールデンのストレートチップ

手持ちの革靴で最年長のオールデンにも入れてみました。

RooLeeのシューツリー

オールデンは横幅が広いからか、かかと周りが明らかに合っていません。

写真だとわかりにくいですが、幅が合っていないため履き口がうねってしまっていて、このシューツリーを入れておくのはなんだか不安です・・・。

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パラブールのシャンボード

最後はパラブーツのシャンボードに入れてみます。

サイズは8.5ですが、デザイン的にかなり幅広&甲高ですが果たして・・・。

RooLeeのシューツリー

やはり全体的にぶかぶかなフィッティングです。

甲の高さは足りていませんし、かかと周辺も横幅が全然合っていません。

 

ただシャンボードのつくりは幅広&甲高とかなり独特なので、合わせたシューツリーを探そうと思っても難しいかもしれません・・・。

前足部のシワはきちんと伸びていますので、ある程度は割り切りが必要かと思います。

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実際に試してみて・・・

実際に試してみた結論は「格安品でもちゃんと使える!」でした。

今回買ってみたシューツリーのサイズ(RooLeeは26.5cm~28.5cm対応・Love-KANKEIは27-29cm対応)であれば、8~9.5くらいの革靴には問題なく使えそうです。

フィッティングを試した手持ちの靴は、いずれも普通~太めの横幅で、かつトゥも丸めで短めなスタンダードなシェイプですので、似たようなデザインの革靴用にシューツリーを選ぶ際の参考になるかと思います。

(横幅が細身、つま先も長めで尖ったシェイプには合わないと思われます)

 

Primeなので送料無料で2000円ちょっとですので、革靴をきちんと維持していくためにもとりあえず買ってみることをおすすめします。

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